第10回 「女性の活躍舞台づくり」委員会報告
日時:平成24年11月12日(月)午後零時〜2時
場所:東京・内幸町 日本記者クラブ10階 ゴールドルーム
出席者:國井秀子(委員長、リコーITソリューションズ取締役会長 執行役員)、守屋朋子(金沢工業大学大学院客員教授)、堀井紀壬子(NPO法人セルフ・エスティーム研究所 代表理事)、麓幸子(日経BP社 ビズライフ局長)、河野真理子(キャリアネットワーク代表取締役会長)、本間美賀子(日本ユニシス人事部人材育成センター)、橋田忠明(専務理事、日本経済新聞社・社友)、小河愛実(研究員、東京大学大学院理学系研究科博士課程)、小林周(研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員(訪問))
ゲスト: 猪口邦子(アドバイザー、参議院議員)
提出資料
(1)会議議事次第、出席者名簿
(2)「女性の活躍舞台づくり」第9回会合議事録
(3)各WG発表資料
メンター制度(案)
将来の技術系女性増加に向けて長期作戦
経営者懇談会WGの今後の予定
(4)IMF総会東京開催の報告
(5)「MOT実践エグゼクティブ・スクール2012」追加募集のお知らせ
女性技術者とメンター制度
<発表内容>
♦企業の管理職の30%以上を女性が占めることを最終ゴールに、企業内で実施できないメンター制度の実施。
♦来年度より会員企業からメンティーを募り、メンター・メンティーのマッチング、勉強会等を行う。
♦問題点は、メンターの候補を誰にするかという点と、会員企業、メンティーそれぞれの利益が相反する場合の対応など。
<質疑応答>
♦対象者をどうするのか
・B to BにするのかB to Cにするのか
・1対1は、費用もかかり、メンターの危険も大きい
・キャリアプランを立てていない30代では効果が薄い
・役員一歩手前の人を相手にするのが効果的ではないか。
♦継続性を考えるなら、事業化した方がいい
♦有料にすると出てこない技術系の女性、特に企業がパスを用意しておらず、自分から経営者になりたいと言わない女性をどう引っ張るかが課題である。
女子高生とキャリア構築
♦経営トップが、女性のキャリアに対して期待を語る場を設ける。
♦女子高生向けインターンを行う。
♦女子高生向けインターンには会員企業は比較的協力しやすい。
経営者懇談会とアンケート
♦経団連副会長兼事務総長 中村芳夫氏、社会広報本部長 井上洋氏と懇談会を行った。
♦「企業全体の意識醸成」と「両立支援制度を利用しやすい環境づくり」に言及した、女性の活用について初めてのメッセージが経団連から1月に発表される。
♦経営者サイドからは女性自身の意識改革の問題が提起された。
♦11月〜12月の懇談会は、(1)日産自動車(株)相談役 名誉会長の小枝至氏(可能ならカルロス・ゴーン氏とも)。(2)経団連の中村氏、井上氏 (2回目)。
♦有馬会長が基調講演を行う第2回シンポジウムは3月上旬。技術系女性のキャリアアップについてのパネルディスカッションも検討する。
その他
♦國井委員長からのIMF総会東京開催の報告
・ラガルド専務理事だけでなく、世銀からも女性の就労問題を解決しなければ成長できないとの指摘があった。
・日本文化の問題ではなく政策の問題との指摘が出たが、具体策は出ず。
♦「MOT実践エグゼクティブ・スクール2012」 の受講者の追加募集
・総勢14名でスタートしている。一流の講師陣なのでもっと参加してもらいたい。
・基本メンバーの中に女性がいない。女性で受講を希望する人がいれば送って欲しい。
次回は2013年1月30日(水)の午後零時〜2時 場所は日本記者クラブ9階小会議室。