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サービス・イノベーション研究委員会

1.研究委員会の設立にあたって(提案書〔PDF〕

(1)概要

製造業のサービス・イノベーションは、サービス産業の生産性向上に寄与する

深刻な世界同時不況を打開するためには、持続的な経済成長への努力と国際競争力の-一段の強化が重要視され、そのための新しい起爆力として、「サービス・イノベーション」が急速に注目されている。特に、日本が誇る製造業(ものづくり)のサービス・イノベーションは、サービス産業の生産性向上に大きく寄与する上、企業のグローバル競争を勝ち抜く“切り札”として急浮上してきている。

業種横断的な委員で、委員会を構成する

早くも経済産業省と文部科学省が協力して、サービス・イノベーションの本格的な振興に乗り出し、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)では初のサービス・イノベーション教育を今秋開始するほか、経済産業省は本年度に「産業技術人材育成支援事業(サービスエ学人材分野)」を実施する。

こうした動向に対応して、当協会は、経済産業省の調査研究事業の申請を検討すると同時に、「サー・ビス・イノベーション研究委員会」として、世界を先導する大学教授・専門家と、多様な業種のサービス部門の現場陣を結集して、いち早く「製造業サービス・イノベーション研究」に着手する計画である。

委員として、協会会員各社のサービス関連部門の第一線の部課長級の方を委員として考えており、当協会のメンバーが業種横断的に一同に集まる研究は、日本では初めての試みであると言える。

サービスの差別化で、企業競争力が大幅に増強される

本委員会活動をすることで、

①経済産業省、文部科学省などの最新の政策が分かる

②他業種や企業の取り組みを学べる

③大学・大学院の最先端研究を吸収できる

などのメリットがあり、委員会の成果を持ち帰ることにより、当該企業の経営戦略とサービス・イノベーション戦略に強力な支援になると同時に、サービスの差別化による企業競争力が大幅に増強されることが期待できる。

(2)背景と設立目的

①日本は製品の製造に比べ、サービスの生産性に低いことが成長の鈍化を招いている。

②21世紀の環境対応時代における製造業は、製造ならびにサービスを包含したビジネスでないとソリューションを見出すのは困難である。

③サービスは消費地に近接したものあることから、それぞれの国や業種や企業の文化に依存する。

④サービスプロセスの解明が未分化であり、理論的究明が遅れており、この部門の技術、スキル、要員の資質、教育方法などが確立していない。

⑤サービスに対する価値評価が明確でなく、その対価の基準が曖昧でサービスに対する対価を支払う商習慣も日本においては遅れている。

⑥製造業を主体とする第2次産業とサービス業を主体とする第3次産業のセクター間交流や融合、支援体制が十分でない。

⑦サービス・イノベーションに対するアカデミアの取り組みはやっと始動し始めた段階で、今こそ産学官連携を必要とする。

⑧サービス・イノベーションの推進体制が我が国においても立ち上がりつつあるが、製造業を主体とする研究協業体制はグローバルにおいても希薄であり、とりわけ日本においてはこの分野の産官学あげての強力な推進が望まれている。

⑨活動の中心は各企業において実践に直結した実学ベースの取り組みが求められる。

(3)委員会の構成

①委員は官庁、大学、企業関係で構成し、企業委員は会員を中心に人選を進める。

②委員会は10数名前後の委員で構成し、7割程度は企業委員とする。

③委員は、企業レベルでは部課長級の実務責任者クラスが望ましい。

(4)委員会の開催と委員の任期

月1回 年10回程度、委員会を開催し、任期は当面2年間とする。

(5)委員会構成(委員会名簿〔PDF〕

2.サービス・イノべーション研究委員会報告

セミナー 「製造業におけるサービスによるビジネスイノベーション」〔PDF〕(平成23年7月15、16日)

第21回 サービス・イノベーション研究委員会(平成23年6月17日)

第20回 サービス・イノベーション研究委員会(平成23年5月13日)

第19回 サービス・イノベーション研究委員会(平成23年4月22日)

第18回 サービス・イノベーション研究委員会(平成23年2月4日)

第17回 サービス・イノベーション研究委員会(平成23年1月21日)

第16回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年12月17日)

第15回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年11月19日)

第14回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年10月15日)

第13回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年9月17日)

第12回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年8月26日)

第11回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年7月30日)

第10回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年6月11日)

第9回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年5月14日)

第8回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年4月16日)

第7回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年3月19日)

第6回 サービス・イノベーション研究委員会(平成22年2月5日)

第5回 サービス・イノべーション研究委員会(平成22年1月15日)

第4回 サービス・イノべーション研究委員会(平成21年12月18日)

第3回 サービス・イノべーション研究委員会(平成21年11月6日)

第2回 サービス・イノべーション研究委員会(平成21年10月2日)

第1回 サービス・イノべーション研究委員会(平成21年9月4日)

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