Topics : 2015年度 2015年4月〜2016年3月
- 第2回MOT講演会「シャープ液晶敗戦の教訓」の開催
2016年3月31日(木)13:00〜15:30、東京・神田錦町の学士会館3階320号室にて、第2回MOT講演会を開催した。これは、最近、MOT(技術経営)がより先端的になり、多様化、高度化の傾向を強めている動きに対応したものである。講師は、立命館アジア太平洋大学のアジア太平洋イノベーション・マネジメントセンター・センター長兼大学院経営管理研究科、国際経営学部・教授、工学博士&博士(技術経営)の中田行彦氏(元シャープ(株)技師長)で、『シャープ「液晶敗戦」の教訓 変化に対応できなければ淘汰される』をテーマに講演した。中田氏は、1971年神戸大学大学院卒で、前身の早川電気工業からシャープ(株)に38年間勤務、太陽電池の研究開発に18年、液晶の研究開発に12年関わり、液晶事業本部技師長を経験、また、米国のシャープアメリカ研究所研究部長も3年間務めている。講師の中田氏は「あなたの会社は危なくないか。シャープが存続の危機に陥った。『液晶のシャープ』と言われたのに、数年間ここまで転落した。その『液晶敗戦』の原因を、『投資戦略』と『変化対応』の視点で読み解く。日本のものづくりは、このシャープの教訓から多くを学んでほしい」と語っている。
- 第35回知的財産委員会の開催
2016年3月9日(水)12:00〜14:00、東京・内幸町の日本記者クラブ9階小会議室にて第35回知的財産委員会を開催した。今回の講師は、日本電信電話(株)知的財産センタ長の岡崎幸夫氏で、テーマは「日本電信電話(NTT)の知的財産活動」であった。講演の後、講師と委員間で、情報通信の変革を踏まえながら、講演内容をめぐって、質疑応答と意見交換を行った。
- 第20回「女性の活躍舞台づくり」委員会の開催
2016年2月3日(水)12:00〜14:00、東京・内幸町の日本記者クラブ10階シルバールームにて、第20回「女性の活躍舞台づくり」委員会を開催した。女性活躍推進法案の国会通過と第4次男女共同参画基本計画(2016〜2020年までの5カ年計画)の策定を踏まえ、また急上昇している日本型クウォーター制度の実現可能性についても念頭に入れながら、今回の講師は、内閣府男女共同参画局の国際担当の木山悠(きやま・はるか)推進課課長補佐で、「女性活躍推進の国際比較と今後の日本」のテーマで講演して頂いた。その後、木山氏と委員間で質疑応答と意見交換を行った。
- 第2回「科学技術・イノベージョン政策2016」発表会 −主な府省の平成28年度予算に見る−
2016年1月27日(水)12:30〜18:30、東京・神田錦町の學士會館2階202号室にて、「科学技術・イノベーション政策2016」発表会(第2回)を開催した。懸案のTPP(環太平洋連携協定)が大筋合意し、世界の大きなワク組みが再編される中で、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を目指すのと、軸を一にした第5期科学技術基本計画の初年度が始まる。復興が本格化している東日本大震災と福島原子力発電所事故の廃炉問題はじめ世界でも先頭を走る挑戦や、IoTと新たなモノづくり産業の育成など、ドイツのインダストリアル4.0に匹敵する画期的な科学技術・イノベーション政策を生み出し、世界をリードしていく必要がある。
今回は、9政府を代表して、森本浩一内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)が冒頭、第5期科学技術基本計画と概況を説明し、司会と総括コメントを林裕子山口大学大学院技術経営研究科特命教授が担当した。政官産学等の各分野のトップリーダー達が参加し、質疑応答を通じて、民間のニーズの掘り起こしが期待できた。当日のプログラムは、12:30開場、13:00〜13:30挨拶と概況説明、13:30〜15:30内閣府(内閣官房)、総務省、文部科学省、厚生労働省、15:30〜15:40休憩、15:40〜18:30農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、総括コメントであった。
- 第34回知的財産委員会の開催
2015年12月7日(月)12:00〜14:00、東京・内幸町の日本記者クラブ9階小会議室にて第34回知的財産委員会を開催した。今回の講師は、ゲーム会社のグリー(株)執行役員 管理統括本部 法務総務部長の梅屋智紀氏で、テーマは「グリーの知的財産戦略」だった。講演の後、委員会で委員達との意見交換をした。
- 第9回政策首脳懇談会の開催
2015年11月16日(月)午前11時半〜午後1時半、東京・内幸町の帝国ホテル3階「鶴の間」にて、第9回政策首脳懇談会を開催した。来賓・講師として、自民党選挙対策委員長・前経済産業大臣の茂木敏充(もてぎ・としみつ)衆議院議員が「日本経済と国勢の動向」について講演した。その後、白井克彦会長の司会で、出席した役員、委員長、設立発起人代表など協会代表者との質疑応答と意見交換を行った。
- 臨時理事会で、新会長に白井克彦氏を選出
2015年10月20日(火)、当協会は臨時理事会を開催し、会長交代について審議した。これは、佐々木則夫前会長(前(株)東芝取締役副会長)の出身元の不適切会計問題の責任を取って辞任したのに対応したもので、持ち回りの書面評決で、理事27名と監事1名の全員が原案に賛同し、後任の新会長に白井克彦放送大学学園理事長兼早稲田大学学事顧問(前総長)を選出した。白井氏の任期は、2017年3月末まで。
- 「MOT実践・エグゼクティブ・スクール2015」を本年4月11日(土)に開講
当協会は、2015年10月31日(土)までの半年間、隔週土曜日の午前・午後各3時間、「MOT実践エグゼクティブ・スクール2015」を開講した。最近、企業のグローバル競争は一段と激化しており、世界に負けない競争力と成長力を備えた企業になるには、最先端のMOT(技術経営)戦略で装備した経営ができるエンジニアを早急に育成することが求められている。
そのため、企業の技術系幹部(部次長級)を対象に、最新で最高レベルの講師陣により、技術経営戦略論、市場戦略論、知的財産論、組織・人材マネジメント論、グローバル経営、世界経済情勢の5分野、28講座から成るカリキュラムを編成して提供した。
- 第33回知的財産委員会の開催
2015年10月9日(金)12:00〜14:00、東京・神田錦町の學士會館にて第33回知的財産委員会を開催した。今回の講師は、凸版印刷(株)法務本部の萩原恒昭本部長で、講演のテーマは「凸版印刷の知的財産活動」だった。講演の後、委員会の委員達と意見交換を行った。
- 第19回「女性の活躍舞台づくり」委員会の開催
2015年10月15日(木)12:00〜14:00、東京・神田錦町の學士會館3階301号室にて、第19回「女性の活躍舞台づくり」委員会を開催した。今回の講師は、明治大学長の福宮賢一氏で、テーマは「明治大学の男女共同参画」だった。講演の後、福宮学長の講演をめぐって、委員達との間で、質疑応答や意見交換を行った。
- 第1回「MOT講演会」を本年9月25日(金)に開催
当協会は、多様なMOT活動の先端的な動向をとらえた、機動的な「MOT講演会」を開催していくことになった。第1回は、2015年9月25日(金)13:00〜15:00に、韓国の日本法人のサムスン電子ジャパン(株)の代表取締役 最高執行責任者(COO)の堤浩幸氏を講師として招き、「ITによる新しいビジネス・生活スタイルの創造〜モバイルを利用した社会問題の解決〜」をテーマに講演した。堤氏は、慶應義塾大学理工学部卒で、日本電気(株)、シスコシステムズ(株)を歴任し、スタンフォード大学ビジネススクールを修了しており、革新的なソリューションやサービス提供に手腕を発揮し、本年4月にサムスン日本法人にスカウトされ、COOに就任するのは初めてである。スマートフォン事業での日本での営業・リテール強化、ブランド拡大の最前線を担う。サムスンのこれからのスマートフォン戦略や日本でのIOT市場の開拓についての見解が注目された。
- 第32回知的財産委員会の開催
2015年7月16日(木)、東京・内幸町の日本記者クラブにて、第32回知的財産委員会を開催した。今回の講師は委員でもある妹尾堅一郎一橋大学大学院商学研究科(MBA)客員教授・NPO法人産学連携推進機構理事長が「望ましい知財人材の育成法」のテーマで講演した。そのあと、委員会で知財人材の在り方について意見交換を行った。
- 第4回「女性の活躍舞台づくり」シンポジウムの開催
2015年6月15日(月)午後5時〜7時10分、東京・丸の内の日本工業倶楽部会館2階大会堂にて、第4回「女性の活躍舞台づくり」シンポジウムを開催した。主催は一般社団法人日本MOT振興協会、後援は内閣府男女共同参画局。統一テーマは「理工系女子のキャリア形成と進路指導」で、女性の活躍、特に理工系女子の裾野拡大と能力向上のねらいとし、一般入場者のほか、中学・高校の先生方を講師や参加者として招き、進路指導についての議論をした。総合司会は、牛尾奈緒美委員・明治大学情報コミュニケーション学部教授で、基調講演は、佐々木則夫会長・(株)東芝取締役副会長・経団連副会長が「女性技術者のエンパワメント」、安西祐一郎副会長・日本技術振興協会理事長・慶應義塾大学学事顧問(前塾長)が「イノベーションと理工系女子ー男性企業人・技術者への期待ー」をそれぞれ講演した。パネル討論は、テーマを「なぜ女子高生は工学系を目指さないのか」とし、モデレーターは國井秀子副会長・委員長・芝浦工業大学大学学長補佐兼男女共同参画推進室長兼工学マネジメント研究科教授が務め、パネリストには、牛尾奈緒美委員、佐々木則夫会長、安西祐一郎副会長のほか、高際伊都子学校法人渋谷教育学園渋谷教育学園渋谷中学高等学校副校長、和田昭允横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校常任スーパーアドバイザー、椎名智之文京学院大学女子中学校高等学校SSH教育センター主任、守屋朋子副委員長・IT経営コンサルタント・前金沢工業大学大学院客員教授が参画した。定員は150人で、入場料は無料。
チラシ〔PDF〕
- 平成27年度総会・理事会の開催
当協会は、2015年5月26日(火)午前11時〜午後1時、東京・丸の内の日本工業倶楽部会館5階第6会議室にて、平成27年度総会・理事会を開催した。当協会は平成20年(2008)12月の設立で、設立以来6年を終えた。議題は、第1号議案が「会員の現況」、第2号議案が「役員の選任」、第3議案が「平成26年度事業報告及び収支計算書」、第4議案が「平成27年度事業計画(案)及び収支予算書(案)」などであった。出席者は、有馬朗人会長はじめ、役員、委員長、会員など。
- 第18回「女性の活躍舞台づくり」委員会の開催
2015年5月15日(金)12:00〜14:00、東京・内幸町の日本記者クラブにて、第18回「女性の活躍舞台づくり」委員会を開催した。第4回「女性の活躍舞台づくり」シンポジウムの企画案について検討を進めているが、統一テーマを「理系女子のキャリア形成と進路指導」と決定した。基調講演には、佐々木則夫(株)東芝取締役副会長、安西祐一郎日本学術振興会理事長、パネル討論には渋谷教育学園、横浜サイエンスフロンティア高校、お茶の水女子大学付属高校の進路指導の教員たちと委員会の委員が参加するが、全国の中学・高校の教員たちの参加を要請する集客対策なども検討した。
- 第31回知的財産委員会の開催
2015年4月24日(金)12:30〜14:30、東京・内幸町の日本記者クラブにて、平成27年度第31回知的財産委員会を開催した。講師は、日本アイ・ビー・エム(株)知的財産担当の上の剛史氏で、テーマは「IBMの特許戦略」であった。講演を聞いた後、委員たちと意見交換を行った。
- 平成27年度運営企画委員会の開催
2015年4月21日(火)12:30〜14:40、東京・内幸町の日本記者クラブにて、平成27年度運営企画委員会を開催した。委員長の児玉文雄東京大学名誉教授から坂東眞理子昭和大学理事長兼学長に、委員長代理の薬師寺泰蔵世界平和研究所理事・特任研究顧問から斉藤史郎(株)東芝執行役常務研究開発センター所長に、それぞれ交代した。そのほかの議題は、会員の現況、役員の選任、平成26年度事業報告及び収支計算書、平成27年度事業計画(案)及び収支予算書(案)など。